ローターの合わせマークをクランクケースの合わせマークに合わせてピストンがトップの時にカムスプロケットの○の刻印が真上に来るようにカムチェーンをかけます。この時カムスプロケット取り付けボルトはバルタイ調整の時に緩めるので仮締めにしておきます。基本的に組み付け方はサービスマニュアルを参照して下さい。
ダイヤルゲージをプラグホールから差し込んでピストンのトップを出します。プラグホールにダイヤルゲージが接触しないように注意します。
画像のようにタイミングホイールをセットします。(数字の並びは逆にセットした方が良いです)
ヨシムラのタイミングホイールなら簡単にセットできます。
クランクの回転方向を正回転、逆方向を逆回転としておきます。そしてクランクを正回転でピストンが上昇する位置からゆっくりと正回転方向へクランクを回します。その時ピストンがトップへと上昇していってトップに来た所でダイヤルゲージも静止します。その静止した状態からさらにゆっくりと正回転方向へクランクを回して行くとピストンが下降を始め、ダイヤルゲージが上昇時より逆の方向へと回り始めます。そしてダイヤルゲージの針が一回点(ピストンが1mm下がったところ)した時のタイミングホイールの角度を読みます。ブログを見ると正回転でピストンが1mmリフトした時がこの画像の右端の0から左へ数えて5度の所になっています。
同様に逆回転でピストンが上昇しダイヤルゲージが止まり逆方向へ回転を始めて1mmリフト(トップから1mm下がったところ)した時のクランクの角度を読みます。この画像では大きな矢印の左側の45度を少し超えた46度でした。
正回転で1mmリフト時に5度の位置で逆回転の1mmリフト時に46度でした。この数字のセンターを出すには46度から5度を引いて正回転時と逆回転時41度のセンター41÷2=20.5度となり画像の5度(正回転の1mmリフト時の角度)から左へ20.5度ずらした25.5度を針の位置へ合わせた時がトップとなります。(画像では27度を指しています)
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